はじめに:「漢字書けない、時事問題わからない、どうしよう…」
「来月の昇格試験、筆記試験があるらしい」
そう聞いて、焦っているあなた。学生時代から一般常識は苦手だし、漢字なんてスマホばかりで全然書けない。時事問題?「最近のニュース、何があったっけ…」って感じですよね。
でも、大丈夫。昇格試験の筆記試験は、東大入試みたいな難問は出ません。会社が知りたいのは、「管理職として最低限の教養があるか」「社会や経済の動きに関心を持っているか」というシンプルなこと。
この記事では、昇格試験の筆記試験で実際によく出る問題から、最短で合格レベルに到達する勉強法まで、徹底的に解説します。
本記事でわかること:
- ✓ 筆記試験の4つの出題パターン
- ✓ 2024-2025年の頻出時事問題30選
- ✓ 必須の経済・ビジネス用語50選
- ✓ 漢字・四字熟語の効率的攻略法
- ✓ 3ヶ月で合格レベルになる勉強法
- ✓ おすすめ教材・アプリ5選
「一般常識なんて範囲が広すぎて無理…」って思うかもしれません。でも安心してください。出る問題はある程度決まっているんです。
それでは、一緒に合格への道を歩んでいきましょう!
昇格試験全体については、昇格試験とは?5つの種類と合格のコツで詳しく解説しています。
昇格試験の筆記試験とは?出題パターン4つ

なぜ筆記試験が実施されるのか
多くの企業が昇格試験で筆記試験を実施する理由は3つあります。
理由①:管理職としての教養レベルを測るため
管理職になると、経営層との会議、社外との商談、報告書の作成など、幅広い知識が求められます。「常識的な知識があるか」を確認したいんです。
理由②:学習意欲・向上心を見るため
時事問題や経済動向に関心を持ち、日々学んでいる人かどうかを判断します。「新聞も読まない、勉強もしない人」を管理職にはできません。
理由③:客観的な評価基準として
面接や論文は主観的になりがちですが、筆記試験は点数で明確に評価できます。公平性を保つための仕組みなんです。
筆記試験の4つの出題パターン
昇格試験の筆記試験は、大きく4つのパターンに分かれます。
パターン①:時事問題・ニュース(最も多い)
出題例:
- 「2024年に日本で開催された国際会議は?」
- 「日銀が2024年3月に実施した金融政策は?」
- 「2024年のノーベル平和賞受賞者は?」
対策のポイント:
直近6ヶ月〜1年のニュースを押さえておけば十分。特に経済・政治・国際関係が頻出です。
パターン②:経済・ビジネス用語
出題例:
- 「ROE(自己資本利益率)とは何か?」
- 「DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味を説明せよ」
- 「SDGsの17の目標のうち3つを挙げよ」
対策のポイント:
ビジネスパーソンなら知っておくべき基本用語が中心。暗記よりも「意味を理解する」ことが大事。
パターン③:一般常識・教養
出題例:
- 「『温故知新』の意味は?」
- 「日本国憲法の三大原則を3つ挙げよ」
- 「G7の構成国を3つ挙げよ」
対策のポイント:
中学・高校レベルの社会科、国語の知識。難問は出ません。
パターン④:漢字・四字熟語
出題例:
- 「『けいえい』を漢字で書け」→ 経営
- 「『いっせきにちょう』を漢字で書け」→ 一石二鳥
- 「『臨機応変』の意味を説明せよ」
対策のポイント:
ビジネス文書でよく使う漢字、四字熟語が中心。意外と書けない人が多いので、差がつきます。
難易度は?何点取れば合格?
昇格試験の筆記試験は、6〜7割の正答率が合格ラインです。満点を取る必要はありません。
難易度イメージ:
- 中学・高校の社会科レベル:50%
- ビジネスニュースの理解レベル:30%
- 大学受験レベル:20%
つまり、基礎をしっかり押さえれば合格できるということ。
【2024-2025年版】頻出!時事問題・経済トピックベスト30

昇格試験では、試験の6ヶ月〜1年前のニュースがよく出ます。以下の30トピックは必ず押さえておきましょう。
最新の経済ニュースについては、日本経済新聞も参考になります。
政治・国際関係(1〜10)
- 2024年アメリカ大統領選挙 – ドナルド・トランプが再選
- 日銀のマイナス金利政策解除(2024年3月) – 17年ぶりの利上げ
- 能登半島地震(2024年1月) – 死者多数、復興が課題
- G7広島サミット(2023年) – 核軍縮と気候変動が議題
- ウクライナ情勢 – ロシアの侵攻継続と国際支援
- 日韓関係の改善 – シャトル外交の復活
- 中国経済の減速 – 不動産バブル崩壊の影響
- パレスチナ情勢 – ガザ地区での紛争激化
- BRICS拡大 – サウジアラビアなど新規加盟
- 防衛費増額 – GDP比2%へ引き上げ
経済・ビジネス(11〜20)
- 半導体不足の解消 – サプライチェーンの正常化
- 生成AI(ChatGPT)の普及 – ビジネス活用が加速
- インボイス制度開始(2023年10月) – 消費税の仕入税額控除
- 2024年問題 – トラック運転手の労働時間規制強化
- 円安進行 – 一時1ドル=160円台
- 春闘賃上げ率 – 30年ぶりの高水準(5%超)
- リスキリング支援 – 政府が人材育成に1兆円投資
- 脱炭素政策 – 2030年までに温室効果ガス46%削減目標
- NISA制度改正(2024年) – 新NISA開始で投資拡大
- 最低賃金引き上げ – 全国平均1,000円超え
社会・科学技術(21〜30)
- 2024年パリ五輪 – 日本メダル獲得数と注目競技
- 大谷翔平のMVP受賞 – ドジャース移籍と活躍
- マイナンバーカード普及 – 保険証との一体化
- 働き方改革関連法 – 時間外労働の上限規制
- リモートワークの定着 – ハイブリッド勤務が主流に
- 少子高齢化対策 – 子育て支援金制度
- 水素エネルギー活用 – 脱炭素社会への移行
- 宇宙ビジネスの拡大 – 民間企業の月面着陸計画
- eスポーツの発展 – 国体の正式種目化検討
- 食料安全保障 – 食料自給率向上の取り組み
覚え方のコツ:
- 毎日5分、日経新聞の見出しだけ読む
- 週1回、NHKニュースや経済番組を見る
- 気になるニュースはスマホにメモ
押さえておくべき経済・ビジネス用語50選

管理職として知っておくべき基本用語をカテゴリー別に整理しました。
経営・財務用語(1〜15)
- ROE(自己資本利益率) – 自己資本に対する利益の割合
- ROA(総資産利益率) – 総資産に対する利益の効率性
- EBITDA – 利払い前・税引き前・減価償却前利益
- キャッシュフロー – 資金の流れ(営業・投資・財務CF)
- PL(損益計算書) – 一定期間の経営成績を示す
- BS(貸借対照表) – 一定時点の財政状態を示す
- KPI(重要業績評価指標) – 目標達成度を測る指標
- PDCA – 計画→実行→評価→改善のサイクル
- コーポレートガバナンス – 企業統治
- コンプライアンス – 法令遵守
- M&A – 企業の合併・買収
- IPO – 株式公開
- デューデリジェンス – 企業の精密調査
- ステークホルダー – 利害関係者
- サステナビリティ – 持続可能性
マーケティング・営業用語(16〜25)
- SWOT分析 – 強み・弱み・機会・脅威の分析
- 3C分析 – 顧客・競合・自社の分析
- 4P – Product・Price・Place・Promotion
- セグメンテーション – 市場細分化
- ターゲティング – 標的市場の選定
- ポジショニング – 競合との差別化
- ブランディング – ブランド価値の構築
- CRM – 顧客関係管理
- LTV – 顧客生涯価値
- リードジェネレーション – 見込み客の獲得
IT・DX関連用語(26〜35)
- DX(デジタルトランスフォーメーション) – デジタル技術による事業変革
- AI(人工知能) – 機械学習・深層学習
- IoT – モノのインターネット
- ビッグデータ – 大量データの分析活用
- クラウドコンピューティング – インターネット経由のIT資源提供
- SaaS – ソフトウェアのサブスクリプション提供
- RPA – ロボットによる業務自動化
- アジャイル – 柔軟で迅速な開発手法
- サイバーセキュリティ – 情報セキュリティ対策
- API – システム間のデータ連携仕様
人事・組織用語(36〜45)
- エンゲージメント – 従業員の組織への愛着度
- ダイバーシティ – 多様性
- インクルージョン – 包摂性(多様性の受容)
- ワークライフバランス – 仕事と生活の調和
- メンタルヘルス – 心の健康
- 1on1ミーティング – 上司と部下の個別面談
- 360度評価 – 多面的評価
- タレントマネジメント – 人材の戦略的配置・育成
- リスキリング – 職業能力の再開発
- ジョブ型雇用 – 職務内容を明確にした雇用
SDGs・ESG関連用語(46〜50)
- SDGs – 持続可能な開発目標(17の目標)
- ESG – 環境・社会・ガバナンス
- カーボンニュートラル – 温室効果ガスの実質ゼロ
- サーキュラーエコノミー – 循環型経済
- ダイベストメント – 投資撤退(特に化石燃料関連)
効率的な覚え方:
- 1日10個ずつ、5日で完了
- 意味を理解し、具体例を1つずつイメージ
- 業務で使えそうな用語は実際に使ってみる
漢字・四字熟語の効率的な攻略法
なぜ漢字が出題されるのか
管理職になると、報告書や社外文書を書く機会が増えます。「基本的な漢字が書けない」では、恥をかきます。会社は「最低限の文章力があるか」を確認したいんです。
頻出!ビジネス漢字50選
昇格試験でよく出る漢字を厳選しました。
【経営・組織】
- 経営(けいえい)
- 戦略(せんりゃく)
- 施策(しさく)
- 遂行(すいこう)
- 統括(とうかつ)
- 牽引(けんいん)
- 抜本的(ばっぽんてき)
- 斬新(ざんしん)
- 刷新(さっしん)
- 邁進(まいしん)
【業務・プロセス】
- 遵守(じゅんしゅ)
- 徹底(てってい)
- 継続(けいぞく)
- 推進(すいしん)
- 着実(ちゃくじつ)
- 慎重(しんちょう)
- 煩雑(はんざつ)
- 簡潔(かんけつ)
- 迅速(じんそく)
- 綿密(めんみつ)
【評価・成果】
- 顕著(けんちょ)
- 著しい(いちじるしい)
- 卓越(たくえつ)
- 貢献(こうけん)
- 功績(こうせき)
- 成果(せいか)
- 業績(ぎょうせき)
- 達成(たっせい)
- 躍進(やくしん)
- 飛躍(ひやく)
【課題・問題】
- 課題(かだい)
- 懸念(けねん)
- 危惧(きぐ)
- 障害(しょうがい)
- 脆弱(ぜいじゃく)
- 顕在化(けんざいか)
- 潜在的(せんざいてき)
- 喫緊(きっきん)
- 深刻(しんこく)
- 憂慮(ゆうりょ)
【その他重要】
- 俯瞰(ふかん)
- 鑑みる(かんがみる)
- 齟齬(そご)
- 逐次(ちくじ)
- 随時(ずいじ)
- 概ね(おおむね)
- 予め(あらかじめ)
- 敢えて(あえて)
- 尽く(ことごとく)
- 粛々と(しゅくしゅくと)
頻出!四字熟語30選
- 一石二鳥 – 一つの行為で二つの利益
- 臨機応変 – 状況に応じて適切に対応
- 試行錯誤 – 何度も試して改善
- 温故知新 – 古きを知り新しきを知る
- 切磋琢磨 – 互いに励まし合い向上
- 率先垂範 – 自ら先頭に立って模範を示す
- 一致団結 – 心を一つにして協力
- 不撓不屈 – 困難にくじけない
- 質実剛健 – 飾り気なく堅実
- 誠心誠意 – 真心を込めて
- 創意工夫 – 新しいアイデアと改善
- 起承転結 – 文章や話の構成
- 前代未聞 – 今まで聞いたことがない
- 針小棒大 – 小さなことを大げさに言う
- 朝令暮改 – 方針がころころ変わる
- 以心伝心 – 言葉を使わず心が通じる
- 同床異夢 – 同じ目標でも考えは違う
- 呉越同舟 – 敵同士が協力する
- 画竜点睛 – 最後の仕上げ
- 虎視眈々 – 機会を狙っている
- 五里霧中 – 方向性が見えない状態
- 自画自賛 – 自分で自分を褒める
- 百花繚乱 – 多様な才能が現れる
- 意気投合 – 気が合う
- 大同小異 – 細部は違うが大筋で同じ
- 適材適所 – 能力に応じた配置
- 換骨奪胎 – 既存のものを作り変える
- 粉骨砕身 – 全力を尽くす
- 臥薪嘗胆 – 復讐のため苦労に耐える
- 晴耕雨読 – 悠々自適の生活
効率的な学習法:
- 毎日5個ずつ、紙に書いて覚える
- 意味を理解してから暗記(丸暗記はNG)
- 業務メールで実際に使ってみる
- 通勤時間にスマホで復習
3ヶ月で合格レベルに到達する勉強法

限られた時間で最大の効果を出すための、具体的な勉強法を紹介します。
【1ヶ月目】基礎固め期
目標: 基本用語と頻出時事問題を押さえる
週次スケジュール:
- 第1週: 経済・ビジネス用語50選を1日10個ずつ暗記
- 第2週: 時事問題30選を確認、関連ニュースを深掘り
- 第3週: 漢字50選を1日10個ずつ書いて覚える
- 第4週: 四字熟語30選を1日8個ずつ暗記、復習テスト
1日の勉強時間: 30分〜1時間
【2ヶ月目】実践期
目標: 過去問を解き、弱点を補強する
週次スケジュール:
- 第1週: 過去問(または問題集)を1年分解く
- 第2週: 間違えた問題を重点的に復習
- 第3週: 過去問2年分目を解く、時間配分を意識
- 第4週: 弱点分野(時事・漢字など)を集中強化
1日の勉強時間: 1時間〜1時間30分
【3ヶ月目】仕上げ期
目標: 本番形式で模擬試験、最終調整
週次スケジュール:
- 第1週: 本番と同じ時間で模擬試験(過去問3年分目)
- 第2週: 直前3ヶ月の時事ニュースを総復習
- 第3週: 苦手分野の最終チェック、用語の総復習
- 第4週: 軽めの復習、体調管理、メンタル調整
1日の勉強時間: 30分〜1時間(試験直前は無理しない)
スキマ時間の活用法
忙しいビジネスパーソンは、スキマ時間を最大活用しましょう。
- 通勤電車(片道30分): 日経新聞アプリで見出しチェック
- 昼休み(15分): 用語5個を復習
- 就寝前(10分): 四字熟語を5個書いて暗記
毎日の積み重ねが、3ヶ月後に大きな差を生みます。
面接対策については、昇格試験 面接対策完全ガイド|よく聞かれる質問50選で詳しく解説しています。
おすすめ教材・アプリ5選

効率的に学べる教材・アプリを厳選しました。
①日経新聞デジタル版【時事問題対策の王道】
おすすめポイント:
- 最新の経済・政治ニュースが毎日更新
- スマホアプリで通勤時間に読める
- 「きょうのことば」で用語解説が充実
料金: 月額4,300円(電子版のみ)
公式サイト: 日本経済新聞
②『日経キーワード 2025-2026』【経済用語の決定版】
おすすめポイント:
- 重要キーワード500語を厳選
- 図解でわかりやすく解説
- 毎年更新される最新版
価格: 1,200円程度
出版社: 日経HR
③『一般常識&最新時事』問題集【総合対策】
おすすめポイント:
- 昇格試験に特化した問題集
- 時事・経済・一般常識を網羅
- 実戦形式で力試しができる
価格: 1,500円程度
出版社: 成美堂出版
④スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース【英語も同時対策】
おすすめポイント:
- ビジネス英語と時事問題を同時学習
- 1回3分のスキマ時間学習
- リスニング・スピーキングも強化
料金: 月額3,278円
公式サイト: スタディサプリENGLISH
英語も試験科目の方は、昇格試験 英語・ビジネス英会話対策完全ガイドも参考にしてください。
⑤NewsPicks【ビジネスニュース解説】
おすすめポイント:
- 経済ニュースを専門家が解説
- 時事問題の背景まで理解できる
- スマホで手軽に読める
料金: 無料(有料プラン月額1,850円)
公式サイト: NewsPicks
どれか1つ選ぶなら?
→ 日経新聞デジタル版。時事問題・経済用語の両方をカバーできます。
業界別の専門知識対策
一般常識だけでなく、自分の業界の専門知識も出題されることがあります。
環境規制については、経済産業省の発表資料も参考にしてください。
製造業
頻出トピック:
- 品質管理(QC、ISO)
- 生産管理(JIT、カンバン方式)
- 安全衛生法
- 環境規制(カーボンニュートラル)
対策: 業界誌、社内研修資料を復習
IT・通信業
頻出トピック:
- DX、AI、クラウド、セキュリティ
- 情報セキュリティマネジメント
- 個人情報保護法
- 最新技術トレンド(生成AI、量子コンピュータなど)
対策: IT系ニュースサイト、技術ブログ
金融業
頻出トピック:
- 金融政策(日銀の動向)
- 金融商品取引法
- マネーロンダリング対策
- フィンテック、暗号資産
対策: 日経金融新聞、金融庁の発表資料
小売・サービス業
頻出トピック:
- 消費者行動の変化
- EC・オムニチャネル戦略
- 働き方改革(労働基準法)
- インバウンド需要
対策: 業界団体の報告書、消費者庁の資料
医療・福祉業
頻出トピック:
- 医療制度改革
- 高齢化社会と介護
- 医療DX
- 感染症対策
対策: 厚生労働省の発表、医療系ニュース
医療制度改革の詳細は、厚生労働省の公式サイトで確認できます。
自分の業界の「この1年の大きな変化」を3つ挙げられるようにしておきましょう。
本番での時間配分と解答のコツ

試験時間と問題数の目安
一般的な昇格試験の筆記試験:
- 試験時間: 60分
- 問題数: 50〜100問
- 形式: 選択式(4択)がメイン、一部記述式
時間配分の黄金ルール
60分の場合:
- 0〜5分: 全体をざっと見て、問題の種類を把握
- 5〜50分: 問題を解く(1問あたり30秒〜1分)
- 50〜60分: 見直しと未回答問題の確認
ポイント:
わからない問題で立ち止まらない!一旦飛ばして、最後に戻る。
解答のコツ5つ
コツ①:わかる問題から解く
最初から順番に解く必要はありません。得意分野から攻めて、確実に点を取りましょう。
コツ②:消去法を活用する
4択なら、明らかに間違っている選択肢を2つ消せば、正答率50%に。
コツ③:「絶対」「必ず」などの断定表現に注意
「絶対に○○である」という選択肢は、たいてい間違い。例外があるケースが多いです。
コツ④:空欄を作らない
わからなくても、適当でいいので必ず埋める。運が良ければ当たります。
コツ⑤:マークシートのズレに注意
問題を飛ばしたとき、マークがズレないよう慎重に。最後に見直し必須。
よくある失敗パターン5つ

失敗①:勉強範囲を広げすぎる
「一般常識って範囲が広すぎる…」と思って、あれこれ手を出す。結果、何も身につかない。
対策:
この記事で紹介した時事30選・用語50選・漢字50選に絞りましょう。これだけで十分です。
失敗②:時事問題を「古いニュース」で勉強する
1年前、2年前のニュースを勉強しても意味がありません。試験の6ヶ月〜1年前のニュースに絞りましょう。
対策:
日経新聞の「きょうのことば」をチェック。直近のトピックが網羅されています。
失敗③:「覚えるだけ」で理解していない
用語を丸暗記しても、「説明せよ」という問題には答えられません。
対策:
意味を理解し、自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込みましょう。
失敗④:過去問を解かずに本番へ
「なんとなく知識はある」だけで試験に臨むと、時間配分でミスします。
対策:
必ず過去問(または問題集)を最低3回は解きましょう。
失敗⑤:試験直前に詰め込む
前日に徹夜で勉強しても、頭に入りません。むしろ、疲れて本番で集中できなくなります。
対策:
試験1週間前からは軽めの復習だけ。体調管理を最優先に。
前回、試験に落ちてしまってからの再挑戦の方は、昇格試験に落ちた…そこからの復活劇|再挑戦で合格する人がやっている5つのことも読んでみてください。
まとめ:筆記試験は「準備」が9割!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。昇格試験の筆記試験について、だいぶイメージが湧いたんじゃないでしょうか?
この記事のポイントをおさらい:
✅ 筆記試験は「時事問題」「経済用語」「一般常識」「漢字」の4パターン
✅ 頻出時事問題30選を押さえれば、時事問題はクリア
✅ 経済・ビジネス用語50選を理解すれば、用語問題は怖くない
✅ 漢字50選・四字熟語30選で、漢字問題も攻略可能
✅ 3ヶ月の計画的学習で合格レベルに到達できる
✅ 日経新聞と問題集があれば、十分対応できる
✅ 本番は時間配分が命、わからない問題は飛ばす
✅ 範囲を広げすぎず、頻出分野に集中する
筆記試験って、確かに範囲が広くて不安になりますよね。でも、実際に出る問題はある程度パターンが決まっているんです。
大事なのは、「全部完璧に覚えよう」と思わないこと。6〜7割取れれば合格です。この記事で紹介した頻出分野に絞って、効率的に準備しましょう。
まずは、今日から日経新聞の見出しを5分読むことから始めてみてください。1ヶ月続ければ、驚くほど時事問題に強くなります。
焦らず、コツコツ準備していけば、必ず合格できます。応援しています!
